木の素材にメッキ調の塗料で塗装
前回のブログでは、メッキ調塗料の特徴についてご紹介しましたが、
今回は木材に塗装するために、下処理の仕方を変えて塗装を行いました。
木の素材にメッキ調の塗料を塗装することで、独特の艶感と木の風合いを生かした仕上がりを実現しました。
加工の流れ
1.下地処理
木材に塗装を施す際には、下地処理が重要です。表面を滑らかに整えるために、研磨を行います。
今回は木目を残すために、軽く研磨を行いました。
2.塗料の選択
素材・用途・外観・スペック(塗膜性能)などを考慮して塗料を選択する事が重要になります。
3.塗布工程
基本的にはスプレー塗装になります。
塗料の選択によって塗装工程は変わってきます。
下地処理が必要な場合、トップコートが必要な場合
強制乾燥条件に制約があるなどです。
4.仕上げ
素材が木製品の場合は研磨後、サーフェーサーなどできちっと目を整えた上に、
下塗り塗装で表面を光沢状態にします。
その後メッキ調塗料を塗布するときれいに仕上げる事が出来ます。
(用途や塗膜性能によってはトップコートクリヤーが必要になる場合もあります)
木感のデコボコ感を残しつつ仕上げ
軽く研磨を行い、下地処理を行い、メッキ調塗装を行いました。

ゴールドのメッキ調塗料を施しました。

シルバーのメッキ調塗料を施しました。
どちらも木感のある仕上がりにすることができました。
▼下処理が不十分だと、木目の感じが出過ぎてしまいます。▼


このように、下処理が不足すると、メッキやシルバー感・ゴールド感がうまく出ません。
研磨、下地処理を丁寧に仕上げ
下地にパテを埋めたり下地処理を細かく丁寧に行いました。

なめらかでとてもきれいな仕上がりです。
メッキ調塗料を使用して木材をメッキ調に仕上げる際には、
研磨と下地処理の質が仕上がりに大きく影響します。
適切な作業を行うことで、素材感を活かした仕上がりを実現できました。
阪上商店では塗料の供給だけでなく、
加工についてもお気軽にご相談ください。
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