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導電塗料の塗装に関するQ&A

導電塗料の塗装に関するQ&A

ペイントドクター 課題解決事例
導電塗料の塗装に関するQ&A

 

導電塗料をご検討のお客様よりご相談を頂きました。
塗装品の導電性は、膜厚・残留溶剤・仕上がり感によって電気の流れる量が変わるので、
管理をするために視覚化をします。
その方法として、抵抗値を測定する必要があります。
また、導電塗料の種類によっても変動します。
 

今回は、導電塗料を導入する際のポイントについてご紹介いたします。

 

▼ご相談内容▼
Q.製品の一部に導電塗装を施したいのですが、どのようなポイントに注意が必要でしょうか?
 

導電塗装は塗装条件などによっても変動するので、
まずは、導電塗装の判断基準となるポイントをお伝えいたします。
 

ポイント1.抵抗値が何Ωなのかを確認します。
どこで測定するかがポイントとなります。

 

◆測定する箇所によって、抵抗値が変わりますので、
今回は測定ポイントを底面同士として抵抗値を1Ωに設定しました。

 

 

ポイント2.見切りラインがどこなのか確認します。
端面も塗るのかどうか?
篏合部分はどうなるのか?
ユーザー様が分からない時は、こちらから提案もしくは代弁させていただきます。

 

ポイント3.導電塗料の種類
・カーボン
・ニッケル系
・銅
・銀
導電性が良い塗料になればなるほど、
抵抗値は低くなりますので膜厚は薄くて済みます。
 

 

その他のメリット
・塗装時間の短縮
・薄膜の方が塗膜は割れにくい
・薄膜だと篏合で問題になりにくい

 

◆マスキング
導電塗装の加工数やお客様の要望よって、テープマスキングが良いか、
マスキング治具が良いか相談・提案させて頂きます。
マスキング治具(受治具、マスク治具(面数によって変動))の治具代はかかりますが、
作業効率を上げ、不良率を軽減することができるのがメリットです。

 

今回ご相談の製品については、厚みが3mmでした。
導電塗料の種類は、銀メッキ銅タイプ仕様を提案しました。
製品の厚みによっては製品がしなる場合があります。
故に導電塗料の膜に亀裂(クラック)が生じる可能性があるため、
テストをお勧めしております。

 

このように様々な要素を確定していくことで、効率的な塗装を行う事ができます。

 

導電塗料をご検討の際には、上記のポイントをご参考にお問い合わせ頂きますと、スムーズかと思います。

 

当社は、試作・調色現場「ペイントラボ」を併設しています。
お客様から生地を頂いてサンプル出し、試作品を作り、テストすることが可能です。
※試作費用はご相談ください。
 

プラスチック塗装現場のお困りごと。お気軽にご相談ください。

 

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